テーマ:遊牧

小野功句集『共鳴り』

 小野さんは塩野谷仁代表の同人誌「遊牧」の重要メンバーの一人。このほど第一句集を出された(現代俳句協会、2019年3月31日)。序文は塩野谷代表。句集名は〈129 共鳴りの滅ぶことなき寒北斗〉から取られた。  自選句は次の12句。   懐の刃磨いて雲の峰   十六夜に男階段踏み外す   白さざんか指の…
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黒澤雅代句集『水尾のかたち』

 黒沢雅代さんは「遊牧」(塩野谷仁代表)の重鎮で、ここ20年程の作品を、このほどまとめられた(本阿弥書店、平成31年3月20日刊行)。序文は、塩野谷代表。帯に、〈オリオンの加わっている指定席〉を上げ、黒澤さんを「直観の人」で「喩」も「配合」も見事としている。  自選10句は次の通り。   十月の赤牛閂はいらぬ…
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塩野谷仁句集『夢祝』

 「遊牧」代表塩野谷仁さんの第八句集である(平成三十年三月十日、邑書林刊行)。帯には    いまは昔のけむり真っ白夢祝 が引かれ、「無頼派くずれと自認しつつ、あまた身に負う傷を受け止め、いよいよ沈潜する胸懐を虚空へ放つ!」とある。いっとき、関西での仕事の上で大変なご苦労があったと仄聞しているが、句会の様子からは、「無頼派」というより…
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井上けい子句集『森の在所』

 井上さんが第二句集『森の在所』を出された(平成二十九年八月二十六日、文學の森)。氏は二十年程の句歴を持たれ、「水明」と「遊牧」に入られている。序文は塩野谷仁氏が、「井上さんは明晰の人である」と書き、多くの佳句を挙げておられる。  井上氏自身の自選句は次の十句である。   胸中に砂漠のありて青嵐   白薔薇を風…
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清水伶句集『星狩』を読んで

 「遊牧」同人の清水伶さんが第二句集『星狩』を上木された(平成29年3月31日、本阿弥書店)。序文は塩野谷仁「遊牧」代表で、多くの佳句を挙げながら、清水さんを「硬質の叙情」の俳人だと賞賛している。  彼女自身の目指すところは「私の興味は書かれている句意が鮮明で、現実的な細部が感覚という、全体の多義性を深めた俳句を書きたいと願っている」…
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現代俳句雑感(「遊牧」より) 栗林浩

 先ごろ刊行された『現代俳句を探る』(「遊牧」代表塩野谷仁編集)に筆者が「現代俳句雑感」として、俳句の写生と文学性に係る小文を載せて戴いた。ここに再掲致します。初出は「遊牧」96号から5回に亘っている。 (その1)    現代俳句に関する雑多な流れを概観し、軽いエッセイ風の読み物を書いてみたい。つまり、堅苦…
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