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大牧広句集『朝の森』

 大牧広「港」主宰が、第10句集『朝の森』を出された(ふらんす堂、平成30年11月15日)。帯には「敗戦の年に案山子は立つてゐたか」の一句があり、「戦争体験の一証言者として老境に安んじることなく反骨精神をもって俳諧に生きる著者の渾身の新句集」とある。  自選句は次の通り。   鳥雲にヒトはめげずに希望抱く…
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小泉瀬衣子句集『喜望峰』

 小泉さんが句集『喜望峰』を出された(平成30年5月25日、角川書店)。氏は大牧広主宰の「港」のメンバーで、平成5年に「港」の新人賞を貰っている。  自選句の表示はないが、大牧広さんが抄出された15句は次の通り。   十時から十五時までは春愁中   卒業歌やがて木陰をつくる木々   独活を食ふ無常といへば…
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大牧広『シリーズ自句自解Ⅱベスト100』

 大牧広「港」主宰が表記の自句自解シリーズを出された(平成29年10月23日、ふらんす堂)。永年にわたる氏の句業を俯瞰するにはもってこいの著書である。  筆者(=栗林)にとっての懐かしい句、あらためて琴線に触れた句などを、10数句に絞って掲げる。頭の数字は同著の句番号。 002 もう母を擲たなくなりし父の夏 …
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衣川次郎句集『青岬』

 衣川さんが第三句集『青岬』を刊行された(平成二十九年九月二十五日、角川文化振興財団)。氏は大牧広主宰の「港」の副主宰であられる。高野ムツオさんが著者の俳号の由来「衣川」に因んで、ていねいな跋文を書いている。同所は著者の奥様のご出身地の由。氏は「私の俳句の原風景がここにある」という。    自選句は次の十句。 …
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大場弌子句集『遠州灘』

 大場さんが句集『遠州灘』を出された(角川書店、平成29年3月25日)。大場さんは大牧広さんの「港」所属だが、細川加賀が主宰した「初蝶」の出身。静岡にお住まいなので『遠州灘』なる句集名も納得できる。  序文は大牧さんが大場さんの句柄を「おおらかさ」「なごみ感」があると、多くの佳句をあげて述べられている。句集にある〈050 加賀思ふ金木…
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大牧広句集『地平』

 大牧先生(「港」主宰)から第九句集『地平』(平成二十八年六月二十五日、角川文化振興財団刊行)を鑑賞する機会を戴いた。氏はその第八句集『正眼』で、詩歌文学館賞はじめ多くの賞を受けられた。その時から第九句集『地平』の構想をお持ちで、筆者はその刊行を待ち望んでいた。というのは、筆者のシリーズ「昭和・平成を詠んで」(「小熊座」に掲載中)の取材…
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