古志青年部作品集 2018

 結社「古志」(大谷弘至主宰)の青年部が2018年の作品集を出した。今年も寄贈を受けたので、筆者の勝手な好みながら、選んでみた。ご参考までに、ここに掲げて謝意を表します。


07 もの枯れてだんだん広くなる平野      イーブン美奈子
09 畳替え母も小さくなりにけり          石塚 直子
11 白菊は折られて花となりにけり          伊藤 空
12 千年がふぶいてゐたるさくらかな        岡崎 陽市
15 昼寝覚また同じ顔洗ひけり           金澤 諒和
17 早乙女の降り立つ泥の歓喜かな         関根 千方
19 夏瘦せのいつそ清々しきまでに         高角みつこ
20 夕張メロンひとつ供へて香りけり        高橋真樹子
22 長閑さや弁当使ふといふことば         竹下 米花
23 夏めくや生まれる前の古書ひらく
23 絵扇の白きところの風もらふ
25 裏側は哀しき顔の秋刀魚かな          田村 史生
26 泥のまま花街へゆく芹ならん          丹野麻衣子
28 口切や紐ほどく手のかろやかな         辻 奈央子
29 こほろぎも月も入り来る我が家かな
30 背泳ぎの腕まつすぐに天を指す          内藤 廉
32 手毬唄水の音する場所に母           西村 麒麟
33 八月をうろついてゐる昭和かな
34 ふらここの上に空ある嬉しさよ         藤原 智子
36 先生を嫌ひと叫び卒業す            前田茉莉子
39 暁の骨の寒さに目覚めたる           三玉 一郎
40 あたたかや家となりゆく木々積まれ        森 凛柚
42 一本の辛夷が山を起こしけり           吉冨 緑
43 新しき水に慣れたる金魚かな
45 うづたかく浮き輪もみあひ売られをり      渡辺 竜樹

 有難う御座いました。

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